トイレ(便器)20選|メーカーごとの特徴と人気製品まとめ
トイレ戦国時代
ここ数年で、もっとも進化した住宅設備はトイレかもしれません。
200万台という大ヒットを記録したTOTOの『ネオレスト』はタンクレストイレという新しいスタイルを生み出しました。
TOTOの『ネオレスト』、LIXILの『サティス』、それにパナソニックの『アラウーノ』を加え、タンクレストイレ御三家と呼ぶ人もいます。
他のメーカーも負けじと海外メーカーや有名デザイナーとのコラボレーションなど、高いデザイン性と機能性を持つ最新トイレ(便器)をリリースしています。
近年は便器を床から浮かせたフローティングスタイルも注目を集めるなど、トイレ空間はよりスタイリッシュに、よりメンテナンスフリーに、進化を続けています。
そんな現代のトイレ事情を踏まえながら、プロの目線でおすすめトイレをセレクトしてみました。
ぜひ、ご自宅のトイレと、最新型トイレを比較してみてください。
TOTO
ネオレスト
参考価格:約260,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.toto.co.jp/products/toilet/neorest/index.htm
主な特徴
【1】累計200万台を超えた人気のタンクレストイレ!
便器のボウル面には、陶器の表面をナノレベルでツルツルに加工した"セフィオンテクト"が使われており、汚れが付きにくく、落ちやすい素材になっています。また、便座と洗浄ノズル、ノズルケースには、防汚効果の高い"クリーン樹脂"を採用しています。
それぞれのパーツの用途に適した素材が使い分けられており、より効果的に汚れを落とすことができそうです。
【2】トイレに入った時、使用中、使用後、待機中、どのサイクルでも、ニオイや汚れを抑える機能が自動で作動します。また、作動中や完了後には、ランプが点灯してお知らせしてくれます。
使用前のプレミストやプレ脱臭、ノズルの使用前後の洗浄、使用していない間の洗浄・除菌など、常にトイレ空間やトイレ本体を清潔に保つ機能が自動で作動してくれるので安心ですね。
【3】フチレス形状はもちろんですが、ウォシュレットのフチをなくして便器の形状に合わせているため、より一層拭き掃除の手間が軽減されそうです。
便器のボウル面のお掃除の際には、"ステップお掃除モード"という、お掃除の手順に合わせて水流が自動で調整される機能が採用されています。何度も水を流す手間も省けて、お掃除に使う水量もカットされて、ダブルで嬉しい機能ですね。
【4】トイレの1日の使用時間を学習する機能がついており、よく使用する時間の1時間前からニオイ成分を除菌水フィルターに捕集する機能が作動し、嫌なニオイを防ぎます。除菌水フィルターに捕集したニオイ成分は、1日に1回、使用頻度が少ない時間帯に"きれい除菌水"で洗浄・除菌します。
嫌なニオイ成分がその日のうちに除去されるので、トイレ空間にニオイがこもることがなさそうですね。
【6】カラーバリエーションは、ホワイト、パステルアイボリー、パステルピンク、ホワイトグレーの4色です。アクセサリーも同色で選んだり、ガラス系や木目調にしたりと、選択肢が多いのも特徴です。
レストパル
参考価格:277,600円(税別)~
メーカーHP:http://www.toto.co.jp/products/toilet/restpal/index.htm
主な特徴
【1】トイレ空間に必要な器具がオールインワン!便器背面に付属の「大便器キャビネット」は、トイレットペーパーをまるごと12個すっぽりと収納できます。
また、便器背面の両サイドにも洗剤や掃除用具を収納できるため、空間を活用したトイレプランが実現しそうです。
【2】トイレを使用する時に便器ボウル面にミスト状の水が自動で吹きかけられ、汚れをつきにくくする機能を採用しています。
また、トイレ使用後と8時間使用がない場合に、電解水の「きれい除菌水」が便器ボウル面にミスト状に吹きかけられ、さらにキレイをキープしてくれます。
【3】便器に手洗い器が付属するのではなく、トイレの入口付近に別置きの手洗い器が設置されます。
タンクの上の手洗い器だと手が届きにくい、振り向いて洗う動作が動きにくいなどの問題を解消し、楽な姿勢で手を洗うことができます。また、手洗い器の下は扉付きの収納として使うことができ、大便器キャビネットと上手に使い分けることで、かなりの収納力を確保できそうです。
【4】レストパルシリーズの「レストパルF」は、便器がフロートタイプですっきりデザイン!
裾をしぼったスリムな形状で、トイレ空間がさらに広く見えそうです。便器が床から浮いていることで、床全体がフラットになり、お掃除もしやすそうですね。
LIXIL
サティス
参考価格:約244,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.lixil.co.jp/lineup/toiletroom/satis/
主な特徴
【1】やわらかい印象のフォルムに、清潔で快適な機能を満たしたサティスシリーズのトイレ。
トイレ用の陶器のために開発した"アクアセラミック"という素材は、汚れをツルっと落とし、リング状の黒ずみがこびりつかないので、簡単なお掃除のみで新品同様の輝きと白さを100年以上キープ!長く大事に使いたくなるトイレです。
【2】3つの吐水口からの強力な水流で便器内を隅々まで洗い流す"パワーストリーム洗浄"で、アクアセラミック製の便器内の汚れをしっかり落とします。
強力洗浄ながらエコにも配慮しており、従来のトイレの洗浄水量・13Lと比較すると、約73%も節水。4Lという少ない洗浄水量は、家計にも嬉しい機能ですね。
【3】男性立小用の飛び散りを泡のクッションで防ぐ機能も採用しています。飛び散りの拭き掃除は便器から床まで労力を要しますが、サティスの泡クッションは、飛び散りを防ぎ、なおかつ、立ち小用の着水音も軽減してくれるので、お掃除の手間だけでなく、プライバシーにも配慮されています。
【4】フルオートの便座開閉や、フルオート洗浄、夜中のトイレの際に目を覚ましにくい"ほのかライト"が足元と便器内を照らしてくれる機能など、ハイグレードな機能が全て備わっています。
また、便器に着座すると自動で心地よい音楽が再生される"リラックスミュージック"も搭載。30種類の曲目の中から気分に応じて選ぶことができます。更に、Bluetoothでスマホが操作リモコンになる機能も!!
覚えきれないほどのハイスペックなトイレですが、好みに応じて使い分けることで、自分仕様のトイレが実現できそうですね。
【6】LIXILの商品は、カラーバリエーションが豊富な点も特徴です。サティスシリーズでは、ノーブルブラック、ピュアホワイト、オフホワイト、ピンク、ブルーグレーの5色から選ぶことができます。
また、キャビネットや手洗い器など、アクセサリーの種類やカラーバリエーションが豊富なので、沢山の組み合わせが可能です。
アステオ
参考価格:約233,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.lixil.co.jp/lineup/toiletroom/shower_s/default.htm
主な特徴
【1】スッキリと継ぎ目のないデザインは、拭き掃除の手間を省けそうです。
便器にはアクアセラミックという素材を使用しており、トイレ洗浄時に汚れをしっかり落とします。リング状の黒ずみや水あかを固着しない素材のため、簡単なお掃除で便器の清潔感を長い間キープしてくれます。また、便座裏にも防汚素材を使用しており、サッとひと拭きするだけで汚れを落とすことができます。
【2】便器と機能部(フタやタンク)の間のお掃除も楽々!手動で力を入れて持ち上げる必要がなく、リモコン操作で継ぎ目部分が自動で上下するため、気になるすき間の汚れを簡単にお掃除することができます。
【3】プラズマクラスターイオンが自動発生し、トイレ空間全体に隅々まで行き渡ります。気になるニオイのもとやカビ菌を分解・除去してくれるので、換気を気にしたり、来客時に気を使ったりという不安が解消されそうですね。
【4】少ない水流で強力な水流を起こす「パワーストリーム洗浄」で、便器の隅々まで水が行き渡り、しっかり汚れを洗い流してくれます。汚れが落ちず2度流してしまうことも…という不安も解消されそうです。
【6】LIXILのトイレの特徴とも言える、「レディスノズル」。おしり洗浄用ノズルとは別に、女性に嬉しいビデ専用ノズルが付属します。2本のノズルを使い分けることで、家族が快適にトイレを利用できそうです。
Panasonic
アラウーノ
参考価格:約280,000円(税別)~
メーカーHP:http://sumai.panasonic.jp/toilet/alauno/shingata_alauno/
主な特徴
【1】泡で洗う!全自動おそうじトイレと呼ばれるアラウーノは、2種類の泡のパワーで汚れをしっかり落とす機能を備えています。
最初に直径約5mmの泡(ミリバブル)で大きな汚れを落とし、次に直径約60μmの洗剤入りの泡(マイクロバブル)で残りの汚れを落とします。
なんと、洗剤は市販の台所用合成洗剤を使えます!トイレ上部のタンクに約3ヶ月に1回補充するだけで良いそうです。
便器には汚れや水アカがつきにくい有機ガラス系の新素材を使用しているため、泡のパワーとの相性もばっちりですね。
【2】男性の立ち小用、飛び跳ねが気になりますよね。アラウーノでは、泡のクッションで飛び跳ねを防ぐ、"ハネガード"という機能を備えています。
リモコンの便座開閉ボタンを押して便座が上がると、便器内の水位が自動で下がり、便器内に泡が発生します。
この泡が、便器内への飛び跳ねや便器の外への飛び跳ねを防いで、お手入れの労力を減らしてくれます。
【3】Panasonicならではの優れた機能、エコナビ。もちろんトイレにも搭載されています。
トイレへの入室を感知してすぐに便座を温める"ひとセンサー"、室温を感知して温風乾燥の温度を自動調節する"室温センサー"、便座に座っている時間を感知して大・小の洗浄を切り替える"着座センサー"など、エコで便利な機能が満載です。
また、Panasonicといえば、ナノイー。センサーにより、人が退出すると自動的に約10分間ナノイーを放出し、嫌なニオイを強力に脱臭してくれます。
【4】夜間には優しいLED間接照明が点灯し、便器内と便器まわりを照らしてくれます。夜中にトイレに行くと照明の眩しさに目が覚める・・・というストレスから解放されそうですね。
また、便器上部の乾電池ケースに電池をセットしておくことで、停電時でも手動ではなくボタンで水を流すことができる機能も備えています。
【6】便フタトップカラーは4色から選ぶことができ、ホワイト、マットホワイト、パールピンク、マットブラックと、落ち着いた色合いが揃っています。リモコンもホワイト、ブラックから選べます。
アラウーノV
参考価格:約150,000円(税別)~
メーカーHP:http://sumai.panasonic.jp/toilet/alauno/new_alauno_v/
主な特徴
【1】上から見ると柔らかな曲線を描く美しいデザイン、正面から見るとスッキリとスマートなデザイン、どの角度から見てもこだわりを感じる見た目は、人気の理由の一つかもしれません。
タンクレスで隙間の少ないフラットな形状は、お掃除のしやすさも考慮されています。
【2】便器には有機ガラス系の新素材を使用しており、汚れや水あかをはじくだけでなく、節水も実現!
便器内は水流をコントロールする独特な形状となっています。「3Dツイスター水流」は、約20秒間旋回しながら便器全体を洗浄し、その後流れの方向を変えて勢いよく水を集めて流しきる、2段階の洗浄となっており、便器の素材と形状、そして水流で、エコで清潔なトイレを実現しています。
【3】お掃除のしやすさは、便器だけではなく、細部に渡って工夫されています。
たとえば、おしり洗浄用のノズル。ステンレス製のノズルを採用しており、継ぎ目のないデザインになっています。
また、便器内のリング状の黒ずみをお掃除する際には、ボタン一つで便器水位の上下調整が可能です。
【4】タンクレスでも便器背面に手洗い器を取付可能!アラウーノVには、コンパクトサイズの手洗い器が便器と一体になったタイプも選択可能です。狭いトイレ空間に別途手洗い器を取り付けるのが難しい、という場合に活躍しそうですね。
スリムな形状ながら、ハンドソープや小物置きスペースが確保されており、便器背面の手洗いのデメリットを解消してくれそうです。
ハウステック
スマートクリン
参考価格:約200,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.lixil.co.jp/lineup/toiletroom/shower_s/default.htm
主な特徴
【1】ヤマダ電機にトイレを見に行こう!家電量販店にショールームを置くハウステックのトイレ「スマートクリン」。
タンクレスでコンパクトな形状は、奥行645mmと業界最小クラス。マンションリフォームの狭いトイレ空間でも無理なく設置できそうです。
【2】オリジナルのフチ形状は、便器手前のフチを完全になくしているため、汚れがたまりやすい箇所を簡単にお掃除できそうです。つまんでサッと拭ける形状は、余分な力も不要でトイレ掃除の労力を軽減してくれます。
【3】便器内をぐるっと水が回って汚れを落とす「サイクロン洗浄」は、便器の側面から水が流れることで、節水しながら無駄なく水を洗浄に使用し、隅々まで汚れを落とします。こびりつきや洗い残しを防いで、いつでも気持ち良く使える状態を保ちます。
【4】カラーバリエーションはピュアホワイトのみのため、便器にカラーの選択肢を望む方には少し物足りないかもしれません。
ナスラック
ビィバレット
参考価格:約40,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.nasluck.co.jp/products/sanitary/vivalet/
主な特徴
【1】お手頃な価格で購入できる、清潔でシンプルなトイレです。
汚れがつきにくい"Gコート"は、陶器の表面に特殊なコーティングを施しており、通常の陶器の3倍もの滑らかさを均一に保っています。この滑らかなコーティングにより、汚れがつきにくく、素早く汚れを洗い流すことができる仕様となっています。
【2】当たり前のようで当たり前でない?!便器全面のフチをスリムにした"フロントカット形状"で、汚れが付着しやすい便器のフチのお掃除が楽になりそうです。
【3】トイレもタンクもスリムサイズですが、便器背面の手洗いはゆったりサイズ!手洗いボウルの奥行に185mmというサイズを採用しており、
水はねを気にせずしっかりと手洗いができる形状を確保しています。手洗いボウルからの水はね、気になりますよね。床に飛び散った水はお掃除も手間がかかりそう・・・だからこそ、ゆったりサイズが嬉しい仕様です。
【4】ビバレットは便座が別売りのため、"シャワレッシュ"という温水洗浄機能が付いた暖房便座がおススメです。
人体センサーが感知してフタが自動開閉する機能が付いています。また、洗浄機能には、おしり4種類+ビデ2種類の計6種類が付いており、洗浄機能をよく使う方には満足の仕様となっています。
【6】トイレ本体と便座を組み合わせて購入できる商品ですので、ご予算に応じて選ぶことはできますが、その分手間がかかる・・・と思われる方には不向きかもしれません。
メーカー:タカラスタンダード
ティモニ Cシリーズ
参考価格:約210,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.takara-standard.co.jp/product/toilet/index.html
主な特徴
【1】トイレのタンクや配管がキャビネットに隠れることで、見た目もすっきり!オシャレなトイレ空間にしたいけど、ホースや配管が見えてしまうと雰囲気がどうも・・・という方におススメです。
キャビネットの両サイドは、お掃除用具やトイレットペーパーを収納できるので、トイレに必要な備品の置き場に悩まずにすみそうです。
トイレの間口に合わせて扉やカウンターをカットできるので、幅の狭いトイレにも対応できそうです。
【2】トイレ本体は、"ティモニ"シリーズに共通の、お手入れが簡単になる仕様です。
ガラスのように滑らかな特殊コーティングで便器内への汚れの付着を防ぎ、洗う・流すという2つの水流を渦巻き状に発生させることで、便器内についた汚れをしっかり洗い流します。
【3】キャビネットの表面には、タカラならではの"ホーロークリーンパネル"を採用しています。
ホーロー表面はガラス質でできているため、汚れもニオイもよせつけず、汚れてもサッとひと拭きするだけなので、お手入れが簡単です。トイレの壁面にもホーロークリーンパネルを張ることで、トイレ全体のお手入れが楽になりそうですね。
【4】タンクや配管をキャビネットで隠すことで、トイレの奥側の床がふさがれて全体の床面積が減るため、お掃除の手間が省けます。トイレの奥側にある配管やホースを避けながら床を拭くのは手間がかかる・・・という方にもおススメです。
【6】キャビネット上部に手洗いをつけることも可能です。カウンターとボウルが一体になったものや、カウンター上にボウルを設置するもの、カウンターのみで手洗いなしのもの、と選ぶことができます。
ティモニ Uシリーズ
参考価格:約135,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.takara-standard.co.jp/product/toilet/index.html
主な特徴
【1】フチなしでフロント部分が薄い形状だけでなく、トイレ本体と便座裏の段差がない形状のため、飛び散り汚れがつきにくくなっています。
便座を上げてみたら裏側に汚れが飛び散っていた・・・というお掃除の手間を軽減してくれそうですね。
さらに、ボタン一つで便座がスライドして簡単に取り外しができるため、トイレの細部に渡ってお掃除ができそうです。また、トイレ本体の側面も凹凸をなくしたフラットな形状になっており、拭き掃除が簡単です。
【2】Uシリーズは、タンク式トイレでは業界最小クラス!奥行700mmというコンパクト設計で、狭小住宅やマンションリフォームにも適しています。
また、タンク式は高台やマンションの高層階でも水道圧の影響を受けないため、水道圧が気になる方にはおススメです。
【3】1年でバスタブ約210杯相当の節水効果!従来品よりも洗浄水の使用量を約68%もカットした仕様です。
トイレは毎日頻繁に使うものだからこそ、デザインだけでなく、ランニングコストも重要です。節水効果だけでなく、便座の節電効果も考慮しており、切タイマーや便座側面の電源ボタンでのON/OFF操作が簡単にできます。
【4】トイレの操作リモコン、できればオシャレな方が良いですよね。Uシリーズには、スリムな形状でデザインにもこだわった、スティック型のリモコンが付属します。便座の開閉もリモコンのスイッチで操作できるため、便座に手を触れずに開閉が可能です。もちろんトイレ洗浄もスイッチを押すだけで水が流れますよ。
【6】タカラだからできる嬉しい機能、壁面にホーロークリーンパネルを張ることで、マグネットが使えて便利!
タオル掛けやトイレットペーパーホルダー、小物置きの棚をマグネット式の商品から選ぶことができます。固定されないので、好きな位置にいつでも動かすことができます。
また、トイレの床にもホーロークリーンパネルを張ることで、床に飛び散った汚れがしみ込まず、お手入れも簡単になりそうです。
ネポン
パールトイレ
参考価格:198,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.nepon.co.jp/ek/stw50.html
主な特徴
【1】農用機器や業務用熱機器、そして衛生機器を販売しているネポン株式会社。衛生機器については、唯一トイレを製造・販売しています。
また、ネポンのトイレは、"簡易水栓便器"という、下水道への接続や浄化槽の設置を必要としない、いわゆる汲み取り式のトイレに適しています。
一番の特徴は、一般的な水洗トイレに比べて、圧倒的に少ない水量で洗い流してくれる点。汲み取りの回数も減り、節水効果も高い商品のようです。
【2】パールトイレは、世界で唯一の泡洗式簡易水栓トイレです。専用の洗剤がつくり出す泡の力で便器内をスッキリと洗浄する仕組みを採用しています。
使用していない時でも、常時便器内に泡があるので、いつも清潔な状態を保てそうですね。
【3】汲み取り式のトイレといっても、暖房便座はもちろん選択可能です。ただし、パールトイレには手洗い器は付属しないため、必要な場合は"プリティーナ"という別のシリーズの商品も視野に入れましょう。
【4】パールトイレが適しているのは、一般家庭だけではありません。公園などの公共施設でも活用されているようです。
トイレの設置数が増えるほどその節水効果を発揮するため、需要が高そうですね。
また、不特定多数の人が使う公共のトイレだからこそ、泡洗浄で常に清潔な状態が保たれている点は非常に安心です。
ダイワ化成
フルオート簡易水栓トイレ
参考価格:305,600円(税別)
メーカーHP:http://www.daiwakasei.co.jp/product/flushtoilet/toilet_fullauto.html
主な特徴
【1】簡易水栓初!フルオート機能を搭載したトイレです。オート開閉、オート洗浄機能を備えたこちらのトイレは、高齢者の方が使いやすいように、と考えられた商品のため、流し忘れもなく、トイレ本体に手を触れることもないため、とっても衛生的です。
また、スイッチを切り替えるだけで、簡易水栓から本水栓トイレとしても利用可能です。
【2】壁に設置したリモコンの人感センサーが着座を感知すると、まずは前洗浄で便器内に少量の水が流れ、汚れをつきにくくします。
便座に座って6秒以上経過すると、その後の経過秒数によって後洗浄を自動で行います。
かがんだり手を伸ばしたりという動作が不要のため、お年寄りの身体に負担の少ない仕様となっています。
【3】タンクレス形状のため、狭いトイレにも適しています。また、本体背面の専用ケースに乾電池を入れておくことで、停電時でも手動でトイレを洗浄することができるので安心です。
【4】便器の鉢内には、プラズマクラスターイオンが隅々まで行き渡っており、便座裏や便器内のカビ菌や付着菌を除菌してくれます。
トイレにいない時にもトイレ内で除菌が行われているので、常に綺麗なトイレを保てそうです。
【6】夜中のトイレも怖くない!センサーが感知して、まぶしすぎない"ほのかライト"が足元を照らしてくれます。
夜中にトイレに起きてまた就寝する場合、トイレの照明はまぶしすぎて目が覚めてしまう、という方もいらっしゃると思います。そんな時に、足元をほのかに照らすライトは非常に便利ですね。
ジャニス工業
ユニクリンα
参考価格:約270,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.janis-kogyo.co.jp/product/toiletroom/uniclean.html
主な特徴
【1】衛生陶器を製造して80年の歴史のある、ジャニス工業。平安時代から窯元として栄えてきた歴史ある場所に本社があり、"やきもの"の伝統的な技術や精神を受け継いできた会社です。
そして、ユニクリンという商品は、タンクが低い位置にある形状で、ジャニス工業独自の"クーペスタイル"と呼ばれています。
タンクも陶器製でクラシカルなデザインは、とても存在感がありますよ。もちろんフチなし形状で、節水仕様です。
【2】見た目の形状だけでなく、便器内部の形状にもこだわりが!
便座裏への飛び散りが起きないよう、便器内部の形状を便座の形状に合わせて設計しています。
また、便器本体に部分的に陶器を使用している商品もある中で、ユニクリンαは、できるだけ奥まで陶器仕様とすることで、拭き掃除が楽になるように考慮されています。
【3】トイレ本体、便座、タンク、それぞれ寿命が異なるのをご存じですか?
一体化している場合、どこか一部分が故障や寿命となった場合、トイレをまるごと交換しなければならないのですが、ユニクリンαは、それぞれのパーツを別々にし、必要なパーツのみをメンテナンスできる仕様になっています。
【4】トイレはカラーバリエーションが少ないという印象ですが、ユニクリンαでは4色の中から選ぶことができます。
ピュアホワイト、オフホワイト、ブラック、ピンクと、好みに合わせて選びたいですね。
スマートクリンⅡα
参考価格:約285,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.janis-kogyo.co.jp/product/toiletroom/smartclean2.html
主な特徴
【1】タンクレスですっきりと可愛らしい形状ですが、嬉しい機能が盛り沢山!
拭き掃除が簡単な鉢状の凹凸のないデザインで、サイズは業界最小クラスの645mmで設計されています。
コンパクトなサイズで、手洗いや立ち座りの動作もゆったりできる形状に作られています。
【2】手を触れずに便器に近付くだけでフタが自動で開閉します。手を洗った後にフタに触れたくない・・・というお悩みも解決できそうです。
また、便器のフタは簡単に取り外すことができるため、表も裏もしっかりと拭くことができます。
もちろんリモコンでもフタの開閉が可能ですが、このリモコン、便器洗浄用と便座操作用との2つのリモコンに分かれています。
便座と便器本体はそれぞれ寿命が異なるため、メンテナンスしやすいようにとリモコンにまで配慮がされています。
【3】便器手前のフチを限界まで薄くして、フチに溜まる汚れを軽減します。
フチ裏もないため、つまんでサッとひと拭きするだけでお掃除ができ、清潔な便器を保ちます。
また、便器に座ると、自動で脱臭がスタートする機能がついており、ニオイの心配もなくなりそうです。
【4】便器側面からの水流"サイクロン洗浄"で便器内を水がぐるっと流れ、くまなく汚れを流してくれます。
洗浄音も静かで、深夜も安心ですね。もちろん節水機能も搭載されており、20年前の商品(13L)と比較すると、最大で約68%の節水効果があります。年間約13700円の節水は、家計にも嬉しい機能です。
【6】カラーバリエーションは、ピュアホワイト、オフホワイト、ブラック、ピンクと、4色から選ぶことができます。
紙巻器や壁掛収納棚もホワイト以外のカラーが充実しているので、便器の色と合わせてコーディネートしたいですね。
KOHLER
リーヴ
参考価格:約400,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.jpkohler.com/detail/k3797.html
主な特徴
【1】水廻り製品においてアメリカNo.1を誇るメーカーです。食器洗い機能を世界で初めて開発したメーカーでもあります。
海外製品ならではのデザイン性の高さは、オシャレなトイレを探している方にはぴったりです。
ただし、故障時の修理には、KOHLER製品を熟知している業者さんに依頼した方が良さそうです。
【2】日本製品においても節水機能は重要視されていますが、KOHLER社のトイレは、"WaterSence"というアメリカ環境庁が定めた節水基準をクリアしています。
アメリカは世界の中でも特に環境意識が高いため、その厳しい基準をクリアしたトイレであれば、安心して使うことができそうです。
【3】タンクと便器が一体成型された"ワンピーストイレ"と呼ばれる形状で、丸みをなくした陶器製のスタイリッシュなデザインは、ぜひ実物か写真で見ていただきたい個性的なデザインです。また、一体成型のため継ぎ目が少ないので、お手入れが簡単です。
【4】便器の高さを椅子の高さと合わせているため、一般的なトイレよりも高さがある"コンフォートハイト"仕様になっています。便器に座る時や立ち上がる時の足への負担を考慮した高さになっています。
【6】カラーバリエーションも独特で、ホワイト、ビスケット、アーモンドという3色から選ぶことができます。白、ベージュ、ブラウン、という感じでしょうか?!どの色でも、このオシャレなトイレにはピッタリ合いそうです。
アサヒ衛陶
ワンピーストイレ
参考価格:約90,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.asahieito.co.jp/Product/category/toilet/detail.php?prm=o&no=3
主な特徴
【1】形状がそのまま商品名に!タンクが低くスッキリとした"ローシルエット"なデザインの、ワンピーストイレ。シックな見た目はトイレ空間をオシャレに演出してくれそうです。
手洗いあり/手洗いなしのどちらのタイプも選べるので、トイレ空間の広さに合わせて選びたいですね。
【2】TOTO,LIXILに次ぐ中堅メーカーなだけに、高品質で機能性も高く、人気があるようです。
値段もお手頃なので、リフォームの市場でも"施主支給"という形で購入されている方も多いそう。
【3】従来タイプの便器での13L(大)という洗浄水量を、6Lまで節水しています。水道代が年間約1万円ほどお得になるので、見た目だけでなく、家計にも嬉しいトイレです。
【4】洗浄水を流す仕組みは、"サイホンゼット式"を採用しています。便器内の噴出穴から噴き出す水にサイホン作用を起こし、強い水流を発生させて、汚物を吸い込むように排出する方法です。また、便器内に水を溜める面が大きいため、臭いの発散を抑えた構造になっています。
【6】ワンピーストイレに合わせて、オプションの手洗いボウル一体型カウンターもおススメです。シックなデザインで統一でき、ハンドソープや小物をおくスペースも確保できます。
エディ848
参考価格:約86,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.asahieito.co.jp/Product/category/toilet/detail.php?prm=o&no=43
主な特徴
【1】独自の新しい洗浄方式"クロス・スピニング洗浄"により、超節水を実現したトイレです。
3か所の射水口からぐるっと便器内を回る旋回流と、縦回転の水流とで、わずかな水でもしっかり汚れを落とします。
従来のトイレの洗浄水量・13Lと比較すると、約69%カットの4.8L、年間約13900円もお得です!
【2】汚れの付着を抑制する"トイレコート"を採用。便器内の凹凸をなくすコーティングなので、汚れが蓄積しにくく、お掃除も簡単です。タンクも角のない丸みのある形状なので、簡単に拭き掃除ができそうです。
【3】タンク上の手洗いボウルは、お子様や高齢の方、誰でも楽な姿勢で使えるよう、手洗いボウル部分を従来よりも56mm低く設計しています。また、手洗いボウルを深めに設計することで、水はねを抑える仕様となっています。
DURAVIT
STARCK3シリーズ
参考価格:約380,000円(税別)~
メーカーHP:http://www.duravit.co.jp/
主な特徴
【1】1817年にドイツで生まれた歴史ある会社・DURAVIT(デュラビット)。陶器工場からスタートし、衛生用セラミック製品の製造にまで事業を拡大し、有名になったブランドです。
実用性と普遍性に優れたデザインで国際的なデザイン賞を何度も受賞しており、世界60か国以上に提供されている、実力のあるブランドです。
【2】STARCK3は、バスルームデザインの歴史を塗り替えてきたベテランデザイナー、フィリップ・スタルク氏が手掛けた製品です。
特に壁掛け式トイレは、床から便器を浮かせたデザインで、お手入れも簡単そうです。
シンプルながら飽きのこないデザインで、トイレと合わせて手洗いや洗面台、浴槽も揃えたくなりそうです。また、セラミック製の便器は、汚れがつきにくく、いつまでも美しい輝きを保ってくれます。
【3】夜間にトイレを使用する際、照明の明るさで目が覚めたことはありませんか?明るい光によって身体が覚醒モードになってしまうためだそうです。
STRACK3の便器には、LEDナイトライトが内蔵されており、夜間に身体の休養を妨げることなくトイレに行くことができそうです。
【4】STRACK3向けに開発された温水洗浄便座・SensoWashStrackは、ワイヤレスリモコンで操作が可能です。
フタも便座もワイヤレスリモコンで開閉できたり、便座の温度設定も2パターンの個人設定ができたりと、高機能な温水洗浄便座になっています。
また、おしり洗浄用のノズルも清掃性へのこだわりが!ステンレス製のノズルで汚れがつきにくく、使用前と使用後に自動で洗浄する機能が搭載されています。ノズルが常に清潔だと安心して使えますよね。
JAXSON
VEROSA
参考価格:750,000円(税別)
メーカーHP:http://jaxson.jp/style/verosa/
主な特徴
【1】海外ブランドかと思いきや、ハイグレードなバスタブをメインに販売している日本のブランドです。(しかも株主はLIXIL!!)
日本の伝統的な"風呂文化"を海外に発信し、世界最大の家具見本市「ミラノサローネ」にも出展、インテリアのようなバスタブが世界的にも高く評価されています。
VEROSAは、JAXSONが初めて手掛けたトイレのようで、長年バスタブに注力してきた技術やデザインがギュッと凝縮された製品になっています。
【2】マットな質感とどっしりとした形状は、オブジェのように優美な雰囲気を放っています。
緩やかなカーブとシャープなエッジがバランス良く融合したデザインで、その上質さと存在感をぜひショールームで見ていただきたいトイレです。
【3】見た目だけでなく、必要な機能は日本のトイレの最上位レベルのものを備えています。
フルオートで開閉する便座、ニオイを防ぐプラズマクラスターイオンによる除菌、便フタと便座の間をお掃除するための自動リフトアップ機能、深夜にセンサーで人を感知して便器内部と足元を照らす"ほのかライト"など、機能面でも大満足の仕様となっています。
【4】カラーバリエーションは、ホワイト、レディッシュブラウン、ダークブラウンの3色です。
スッキリとしたホワイト、赤みのあるブラウン、深みのあるブラウン、迷いそうですね・・・。
通常トイレでは見かけないカラーですが、床材や建具等と調和するよう考慮されているそうです。
とにかくオシャレなトイレなので、住まい全体のデザインを統一したくなりそうですね。
GROHE(グローエ)
SENSIA PREMO
参考価格:472,000円(税別)
メーカーHP:http://www.grohe.com/jp/31956/
主な特徴
【1】ドイツが誇る高級水栓金具のブランド、グローエが、初めてトイレを開発し、2015年2月より販売を開始したのが、このSENSIA PREMOという製品です。
陶器の質感を生かしたこだわりの便器は、設備としてのトイレというだけでなく、インテリア要素も重視したデザインになっています。
シートの幅も広めに設計しているので、トイレに長時間着座した時の疲労感を軽減し、便器の背面からはリラックスミュージックが流れます。トイレでの時間をゆったりと過ごしたくなる工夫が嬉しいですね。
【2】衛生面においても安心の仕様となっており、国際規格に準拠した抗菌効果を実現しています。
便器内は、ナノレベルの特殊加工を施しており、水アカや汚れを防ぐ素材となっています。また、銀イオンのパワーで細菌の繁殖を抑え、除菌イオンで気になるニオイも抑えてくれます。汚れや菌の繁殖、ニオイの心配もなく、快適に使用できそうですね。
【3】静かな洗浄音と力強い洗浄力を実現!最新のテクノロジー"エアドライブ式サイレントストリーム洗浄"を採用しています。
水と空気の力を組み合わせて、静かに力強く洗浄・吸引することで、深夜でも気にならないほどのボリュームだそうですよ!また、水を効率的に使用するため、節水効果も高そうです。
【4】カラーバリエーションは、ホワイト、ファイヤークレー、バサルトグレーの3色です。
便器背面部のみにカラーが入るので、控え目で洗練された、飽きのこないデザインです。グローエの水栓金具と揃えて購入したいですね!
まとめ:年々広がるトイレの選択肢
タンクレストイレ市場では『ネオレスト』、『サティス』、『アラウーノ』の3つが高い知名度を誇りますが、じつは他にもたくさん素晴らしいトイレがありることがご覧いただけたでしょうか?。
もちろん従来型のタンク付きトイレも(手洗いスペースが不要なため)マンションなど広い面積が確保できない場合は有力な選択肢ですが、タンク付きであってもトイレ本体や収納とタンクを一体型にすることで、高いデザイン性をもたせたものもあります。
また、手洗い器、収納まで、トイレ空間全体がコーディネートされた「システムトイレ」という選択肢もあります。
そして、今回ご紹介したように、どのトイレも節水性能やメンテナンス性が驚くほど向上しています。
トイレリフォームの相場を知るには?
トイレをリフォームする場合、あらかじめリフォーム価格の相場をチェックしたり、業者を比較しておくことが大切です。
業者によってリフォーム価格が30%~50%変わってくることは珍しくないからです。
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