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外壁塗装リフォームにありがちな6種類の失敗事例

外壁塗装の値段はあってないようなもの?

リフォームの中でも飛び抜けてトラブルが多いとされるのが外壁塗装です。

その理由のひとつが、外壁塗装の費用の不透明さにあります。

よく「外壁塗装の値段なんてあってないようなもの」と言われることがあります。

例えば塗料には耐用年数や機能性によって数倍の値段差がありますが、一般人が見ただけでは、その違いは分かりません。

施工工程についても、重ね塗りを十分に行わない、いわば手抜き工事を行っても、やはり一般人が見ただけでは分かりません。

そのため「安くしようと思えばいくらでも安く出来る」のが外装塗装なのです。

リフォーム会社の「誠実さ」がもっとも問われるのが外壁塗装工事とも言えます。

はたして外壁塗装リフォームでどのような失敗が起こりうるのか、5つのパターンを実例とともに紹介しますね。

すぐに塗装が剥がれてしまった

以前は黒い外装で暗く感じていたので、真逆の白の塗装にしたのですが、汚れやすくはがれやすい塗料だったのか、一年後には白い塗装が剥がれてきたり黒ずんできたりしてしまいました。
出来上がりの色だけではなく、数年後を考えた外壁塗装の色選びや信頼出来る業者への依頼をするべきでした。(20代男性)

外壁塗装のリフォームを行いました。施工時に立ち会っていなかったため、どのような施工がされたのかは正直見ていません。そのため施工から通週間が経ったある日外壁がはがれるといった問題がおきました。業者に問い合わせましたが施工は完璧だと言い張り、問題に対応してくれません。(30代男性)

地元の工務店にお願いしたのですが、まず見積もりが信じられないくらい相場よりも高かったのに驚きました。それでも信頼して外壁塗装をお願いしてやって頂いたのですが、一年ほどでまたはげてきてしまったときに失敗したのかなと思い、あんなに安易に業者を決めずにもっと違うところにお願いすれば良かったと後悔しました。(30代女性)

外壁塗装リフォームでもっとも多い失敗事例が「剥がれ」です。

高額な費用をかけてリフォームを依頼したにも関わらず、短い期間で、リフォーム前よりも汚い状態の我が家を目撃することになるので、非常にショックが大きいです。

原因としては洗浄不足、下地調整の失敗、乾燥不足、下塗りが不十分など、色々な原因が考えられます。あまりにも早い剥がれの場合、下塗りの省略などのいわゆる「手抜き工事」の可能性もあります。

ところが塗装後の見た目では判断がつかないのがやっかいなところです。

もっとも良い防止法としては、依頼者側でも、塗装工程や塗料について十分な知識を持ち、工事内容そのものを逐一チェックすることです。

そこまではできなくても、①塗料の商品名と品番②各工程ごとの写真の提出③保証内容の確認くらいは行っておきたいところです。

○○年保証などがついている場合も、保証内容に剥がれ(剥離)や膨らみ(膨張)が含まれるかどうか、必ず確認しておきましょう。

塗りムラや塗り残しがあった

外壁の塗り替えをしたのですが、もともとの外壁のデザインがレンガ調で、とても気に入っていたので、色の付いた塗料ではなく、透明の塗料を使ってもらったのですが、全部塗り終わった後、キレイに塗れているかをチェックしようとしたのですが、塗料が透明なので、キレイにまんべんなく塗れているかどうか分からず、終了してしまったのですが、日にちが経って落ち着いてから見ると、やはり所々ムラになっています。(40代女性)

業者に頼まず、知り合いの職人がやってくれると言ったのでお願いしたら塗りムラがあったりいい加減な仕事が目につきました。価格も80万程とられて、あまりお得感は感じませんでした。(30代女性)

外壁の塗装は、家を外気や雨風から守るための皮膚の役割を果たしています。

塗装のムラや塗り残しは、見た目の問題だけでなく、家の寿命そのものに関わる問題なのです。

透明な塗料だと、塗り残しがあるかどうか、見た目では判別できないので、特別な事情がなければ、できるだけ避けたほうが無難かもしれません。

塗料の色選びに失敗した

外壁、屋根塗装をするにあたり、塗料の選定は度々の打ち合わせのおかげで満足はしましたが、配色の選定に失敗してしまいました。
色の決定は小さな色見本帳で決めたのですが、実際の色味とは全然異なり、予定よりも薄い色となってしまいました。外壁と屋根のバランスも悪く、今でも家全体を見ると後悔しています。(30代男性)

リフォームから8年が過ぎた現在の色は日焼けして、全く違う色に変色してしまいました。近所のペンキ屋さんの話では「原色に近い色や濃い色は、日焼けしやすく変色しやすい」と言っていました。リフォーム前に教えてほしかったです。(50代男性)

屋根も瓦を張り替えるか、色を塗るかすればよかったです。あまりにも屋根の色と壁の色が違いすぎて、恥ずかしい仕上がりになりました。(40代男性)

サンプル帳で見た色と、実際に塗装を行った後の色では、大きく印象が異なります。

一般的には、サンプル帳で見た色よりも、実際の色は薄く感じます。

また、鮮やかな色の塗料ほど紫外線に弱いものが多く、色褪せしやすい傾向がありますので注意が必要です。

まず大切なのは、サンプル帳だけで決めないことです。

多くの場合、5㎝x5㎝の小さなサンプルではなく、A4サイズなど大きめのサンプルを取り寄せが可能です。

蛍光灯の下と日光の下でも、色の見え方は大きく異なるので、必ず晴れた日に日光の下で、壁にサンプルを当ててみましょう。

壁の色と屋根の色のバランスについては、ある程度「定番」の配色パターンがあります。定番パターンをベースにカラーシミュレーションを作成してもらうのがよいですね。

実際の施工事例を見せてもらい、その工事で使った塗料を教えてもらうのも良い方法です。思い描くイメージに近い施工事例があれば、同じ塗料を使ってもらえば、かなり確実にイメージ通りに仕上がるはずです。

リフォーム内容を妥協してしまった

もともと外壁サイディング張替工事にしようと考えていましたが、金額やリフォーム会社への不安があり、とりあえずはと、外壁塗装に変更しました。見た目は綺麗になりましたが、本当にそれだけで、物足りない感じがします。サイディングにしていれば断熱などの効果も上がったのにと、後悔しています。(40代男性)

「とりあえず」「なんとなく」行ったリフォームで心から満足できることは滅多にありません。

例えば、将来的にサイディングの張替えを希望しているのに、現在は予算の関係で「今は無理!」なこともありますよね。

その場合も、とりあえず塗装、という決め方ではなく、将来計画の一環として外壁塗装に取り組むことが大切です。

例えば、3年後にサイディングの張替え出来そうな状況で、高価なフッ素塗料(15年~20年程度は持つとされます)を使ったら大変な無駄になってしまいます。

この場合、あえて耐用年数は低いけれど安価なアクリル塗料を使うなど、将来計画から逆算することで、安易な妥協ではなく、明確な目的を持ったリフォームができます。

大切なのは業者との意思疎通です。

業者の質や対応に不安を感じていたら、将来の話も出来ませんので、安心して相談できる業者を探すことが先決ですね。

訪問販売員の営業トークに騙された

今回だけは安くできる?

近所で工事があったので足場をそのまま使えるので今回だけは今契約すれば安くできるといわれ、その場で契約してしまいました。塗装工事自体はちゃんと行われましたが、後から近所の人に聞くと、何度もそのような営業があったとのこと。金額的にも相場と比べても安くないことを知り、後味の悪いリフォームでした。(40代女性)

「近所を回っている」「今回だけは安くする」というのは、典型的なリフォームの営業トークで、ほとんどは契約ほしさの営業トーク≒嘘だと思われます。

必ずしも悪徳業者とは限りませんが、後から嫌な思いをすることもあるので、関わらないほうが賢明です。

訪問販売の場合、契約の書面交付時から8日間はクーリングオフも可能です。

契約解除を防ぐために「工事着手後はクーリングオフできない」と言う業者もいますが、そんなことはありません。工事着手後であってもクーリングオフは可能ですよ。

半永久的に持つと言われたのに・・・

良い塗料を使うので半永久的に持つと言われたのですが、塗装して5年も経たないうちにところどころ塗装が落ちてきてしまいました。いくらなんでも早すぎるだろうと思い、電話をかけるとすでに電話がつながらず、詐欺にあったような気分でした。(30代女性)

例えばフッ素系の塗料は15年~20年持つとも言われており、確かに長期間ではありますが「半永久的」に持つ塗料は存在しません。

つまりオーバーすぎる表現なのですが、なぜそのような大げさなことが言えるかというと、もともと責任をとるつもりがないからです。

都合の良すぎる話は、反対の結果を招く可能性が高いと言えます。

そもそもリフォーム価格自体、材料や工程によっていかようにもなるものです。適正な工事を適性な価格で依頼するのが、結果的にもっともお得で満足度も高くなります。

トラブル対応の悪さ

ペンキ塗りは問題無かったが、外壁の一部を補修作業中に傷つけられてしまい酷く傷んでしまった。その際の責任問題と新たな補修業者への連絡も雑な対応をされ腹が立った。最終的には補修と違約金が貰えたので事なきで終わったが、精神的にひどく疲れた。(30代男性)

もっとも業者の質が問われるのがトラブル対応です。

新築と違いリフォームはすべての工事ごとに内容も異なり、人の手によって行うものである以上、どんな優良業者であってもトラブルの可能性をゼロにすることはできません。

ただし、優良業者であれば、トラブル時の対応マニュアルが社内で必ず確立されているはずです。

なぜならリフォーム業者は地域で仕事をしているので、地元からの信頼ほど大切なものはありません。万が一、地元で悪評が立てば、その後の経営が成り立たないからです。

そのような会社は長くは続かないでしょうが、消費者としてはリフォーム会社選びの段階で見極めが大切です。

中小の工務店でも、大手ハウスメーカーであっても、リフォームを依頼する前に、必ずトラブル時の対応、アフターサポートの体制について納得いくまで質問してみましょう。

まとめ:誠実な業者を見つける方法

外壁塗装リフォームを無事に成功させるためには、なによりも誠実な業者に塗装を依頼する必要があります。

誠実な業者に出会うために必要なことは、何よりも依頼者自身が、”誠実に”業者を探すことです。

誠実さといっても、難しいことではありません。

適正な工事に対して、適正な料金を支払うというだけのことです。

価格の安さだけを重視する人は、特に塗装工事では長期的に損をする可能性が高いです。

安い塗料、短時間の施工にならざるをえないので、後々トラブルが起こったり、何度も塗り直しが必要になるからです。

では、信頼できる業者かどうか、どのように判断すればよいのでしょうか?

もっとも簡単な方法は「実績」を見せてもらうことです。

塗装工事を行う工務店はほぼ100%、「地元」で仕事をしていますから、必要があれば、実際の施工例の「実物」を見せてもらうことも可能でしょう。

言葉はいくらでも飾ることができますが、事実は嘘をつきません。

そのうえで、以下の3点に納得できれば契約しても良いと思います。

①塗料の特性など施工内容の説明
②保証とアフターサポート体制
③最後に価格です

誠実な業者に出会うための、参考になれば幸いです。