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床・フローリングリフォームにありがちな7種類の失敗事例

床は住む人の感情を変える

フローリングなどの床材は、直接肌に触れる部分です。

考えてみると、床以外で家に触れるのは、ドアノブや引き出しの取っ手、シャワーヘッドなどを時々は触るくらいです。

インテリアのイメージというと見た目、つまり視覚情報で判断しがちですが、じつは床の材質や質感が私たちの「感情」に与える影響は想像以上に大きいものです。

足の裏から伝わる床の感触は、ダイレクトに本能を刺激します。

例えば、赤や茶色など暖色系のインテリアでも、床がのっぺりとしたリノリウム系のタイル張りであれば、100%クールな印象を受けます。

例えば、完全にモノトーンのクールなインテリアであっても、床が毛足の長いふかふかの絨毯であれば、一瞬でリラックスした気分になります。

例えば、床がギシギシ不安定にきしむ状態であれば、気持ちも不安定になります。

だから床材は、見た目やカタログ情報だけでは決めてはいけません。

もちろん見た目は重要です。床は壁に次いで広い面積を占めるので、視覚的な影響も大きいのですが、見て感じる印象と触れて感じる印象はまた違ったりするのです。

実際に触れてみて、できれば素足で歩いてみて、しっくりくることが大切です。

実際、床・フローリングリフォームで失敗・後悔する事例として「触れるもの」ならではのトラブルが多いのも特徴です。

しかも壁紙と違い、簡単には張り替えもできないので、後から修正が効きません。

床・フローリングリフォームの前にチェックしておくポイントを紹介しますね。

他の場所とのバランスが悪くないか?

2階建てなのですが、1階のリビングには、良い素材のフローリングにして、2階は少し安めの物にしました。
安いせいなのか、2階の床は傷がつきやすくて、1階と同じものにすれば良かったと思っています。(30代男性)

同じ家の中でも場所により床材のグレードが大きく異なると、歩く度に違和感を感じることになります。

毎日、小さな不満を感じながら生活することになってしまいます。

かといって全ての床を同じ床材で仕上げるのは現実的ではありません。

そこで大切なのがメリハリです。

例えばリビングはミドルグレードのフローリング、廊下はローグレードのフローリングというケースだと、廊下を歩くときに不満を感じます。

ところが、リビングはハイグレードのフローリングや無垢フローリング、廊下はクッションフロアとした場合、「質感自体」が異なるので不満を感じにくいのです。

比較的安価なクッションフロアを積極的に使い、ピンポイントで無垢材や絨毯を使う方法は、コスト削減にもなるので、けっこうおすすめです。

フローリング、クッションフロア、絨毯、そして畳という床材を切り替えることによって、気持ちを切り替える効果もあり、精神的にもメリハリを与える効果がありますよ。

ペットと床材の相性

築30年の住宅をリフォームしました。フローリングに天然の無垢素材の木を使いましたが猫が喜び大暴れするためフローリングが傷つきマットを常に敷いています。天然無垢のフローリングは猫は喜びますが傷だらけになるので失敗だったなと思います。(40代女性)

ペットがいたり、これから飼う予定の人は、傷のつきにくさ、汚れの落としやすさを重視したいところです。

無垢材の場合、経年変化も味になるといっても、いい味と悪い味があります。値段もお高めなので、どうしても気になってしまいます。

複合フローリングやクッションフロアには、表面の加工で、滑りにくく、傷につよく、撥水性をもたせたものがたくさんあります。

リフォーム会社と打ち合わせの時に、必ずペットが走り回ることを伝えておきましょう。

畳み→フローリングで後悔することも

畳をフローリングにリフォームしたい人は多いですよね。

たしかに掃除のしやすさ、インテリア性ではフローリングのほうが良いよいに思えますが、畳ならではのメリットもあります。

実際「畳がなくなって、○○ができなくなった」という後悔はかなり多いのです。

念のために、畳だからできることを再確認しておきましょう。

客間や休憩室として便利

フローリングの場合、寝る場所は原則としてベッドなので、受け入れ可能なゲストの数=ベッドの数となります。

ところが、よほど余裕がある人以外は、家族分以外のベッドを用意することはないでしょう。

フローリングに直接敷ける厚手の布団やマットレスもありますが、それでは「失礼」にあたると考える人もいます。

これが畳敷きの和室であれば、さっと布団を出すだけでゲストの寝室を確保でき、失礼でもありません。

ちょっとした休憩に、ごろりと横になれるのも畳ならではの便利さです。

着物、お茶、お花などに必要

例えば着物の着付けなどをする場合、和室は必須です。とにかく「正座」する場合は、和室でないと膝に負担がかかってしまいます。

仏壇を置く場合、できれば仏間として和室に置きたいと考える人も多いですね。

これらの点を考慮して、畳の部屋が必要ないのであれば、フローリングにしても良いでしょう。

また最近では畳自体も色々なタイプが開発されて、進化しています。

例えばプラスチック畳と呼ばれる樹脂で編まれた畳もありメンテナンス性が良いです。またカラー畳などデザイン性に富んだ畳もあります。

和室をまるごとリフォームできない場合、床だけフローリングにすると逆に雰囲気がおかしくなることもあります。

そういう場合、最新型の畳へのリフォームも、ひとつの選択肢ですよ。

湿気対策と床暖房は同時にやっておく

ほとんどのリフォームは家の一部分だけを工事する、「部分リフォーム」です。

そこで難しいのが「どこまでやるか」という問題です。

床・フローリングのリフォームの場合、一緒にやっておくべき項目のトップ2は、床下の湿気対策と床暖房です。

まずリフォームの下見の際には、床下点検も一緒に行い、必要があれば床下換気についても検討しましょう。

床暖房を将来的に導入を検討している場合、フローリングのリフォームは慎重に床材を選んだり、将来の拡張性を確認しておく必要があります。

場合によっては予算が貯まるまで我慢するのが正しい選択のこともあります。

床の高さが変わると全てが変わる

キッチンに立つ床がぶよぶよしていたのでしっかりしたフローリングに替えました。その際、水回り、子コンロなども一新したかったのですが費用の問題からとりあえず床のみとなってしまいました。結果、以前よりも床のみが高くなってしまい、作業台が以前より低くなってしまったのです。少し低くなっただけで腰が痛くなり若干苦痛となっています。(30代女性)

リビングを床暖房にする為にリフォームを依頼しました。反省、失敗としては、既設のフローリングの上に新しいフローリングを貼ると言う施工方法だったのですが、リビングと隣続きの部屋との境に段差が出来てしまいました。(40代男性)

既存の床の痛みが少なければ、今の床に重ねてフローリング材を貼ることもできます。

工期も短く、費用も少なくて済むメリットがありますが、フローリング材の分、床が高くなってしまいます。

通常のフローリング材は12~15mm程度の厚さがあります。1~2cm違うだけでも、影響は色々なところに現れます。

・キッチンの高さが相対的に低くなる
・ドアが閉まらなくなる
・段差ができる

などが考えられます。

特にこれだけ段差があるとかなりつまづきやすくなり、転倒リスクが上がります。

さらに他の床をリフォームする場合、高い方に合わせたりするので、後々の家づくりに影響が連鎖するのです。

床の重ね張りは、今後のリフォーム計画を考えた上で、行ったほうがよいのです。

また、重ね張り用の比較的薄い(3mm~6mm)のフローリング材を使用すれば影響は少なくなります。リフォーム会社に相談してみましょう。

安かろう悪かろうの失敗はとても多い

カーペット敷きからフローリングへ床材の変更を行いました。その時に金額の安い床材を選んだことにより、現在床は傷がかなり目立ちます。
断熱材も入れなかったため、冬かなり寒いです。フローリングという形と金額だけを重視してしまって、材質にこだわらなかった為の失敗だと思います。(40代女性)

キッチンの床を塩ビ素材からフローリングに張り替え。見た目は良いのだが、床が冷たく、夜歩いたり、物を落とすと響く様になった。以前の方が生活しやすかった。(30代男性)

一般的なフローリングは複合フローリングと呼ばれています。

何枚もの板を重ねて作られているので、挟み込む素材や組み合わせ次第で、断熱性、防音性など、様々な機能を向上させることが可能です。質感もよく、表面もコーティングによって傷つきにくくなっています。

当然、安い物はそうした機能性が省かれているので、フローリング材を値段だけで選ぶと、傷がつきやすく、冷たい、安っぽい質感になってしまいます。

また、最近のクッションフロアは一昔前のような安っぽさはないので、コスト削減を優先するのであれば、フローリングよりもクッションフロアのほうが質感の点でも優れていることがあります。

無垢フローリングは特に業者選びが重要

一般に床材の価格は、クッションフロア→複合フローリング→無垢フローリングの順番に高くなります。

たしかに無垢フローリングでなければ実現できない味わいはあるので、憧れる人も多いですね。

ただし、無垢フローリングには、他の床材とは大きく異なる点があります。

他のフローリング材はほぼ完全に工業製品で品質が一定であるのに対して、無垢材は品質がバラバラです。

同じウォールナットやメープルといった種類であっても、製品によって大きく価格が異なり、品質も異なります。

リフォーム業者が適切な品質の床材を、適切な価格で販売・使用すればよいのですが、中にはそうでないケースもあります。

分かりやすくいえば「ぼったくり」です。

ところが、素人目には、品質と価格の関係など分かりません。完成してから見た目がイマイチだったり、数年後に反りが生じて床がきしんだりして、後から分かるくらいです。

現実的に、リフォームを行う段階では、信頼できるリフォーム会社を選ぶしか方法がありません。

無垢フローリングは特に工事の質も大切です。隙間がなく、反りにくく、施工するのには職人の技術力が必要です。

リフォーム会社選びが重要なのはどんな工事でも同じなのですが、特に無垢フローリングにする場合は、適当に業者を選ぶと後悔することが多いのです。

まずは床リフォームの相場を知ることが大切

床のリフォームで失敗しないためには正しい業者を選ぶことが大切です。そのためには、床・フローリングリフォームの相場(適性価格)をチェックしておくことが必須です。

リフォーム相場を知るために活用したいのが、国内最大規模の第三者機関「リノコ」が提供する相場見積もりサービスです。

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「個人情報が漏れてしまわないか心配」
「業者から営業電話がかかってこないか心配」

そんな心配があると思いますが、多くの見積もりサイトと違い、リノコは匿名で相場チェックができて、業者から営業電話がかかってくることもないので安心です。

ぜひ一度、活用してみてくださいね。

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まとめ:床は最も大きな家具

私たちが家に求めるものはなんでしょうか?

広さ、機能性、利便性、デザイン、高級感、清潔感・・・色々なキーワードが頭に浮かびますが、ひとことで言えば「気持ちよさ」ではないでしょうか。

座って気持ちの良い床、歩いて気持ちの良い床は、家の中で気持ちよく過ごすための必要条件です。

例えばデスクチェアを選ぶ時、リビングのソファを選ぶ時、必ず「座り心地」を重視するはずです。

床・フローリングは、最も大きな家具です。

もっと「立ち心地」「歩き心地」「座り心地」を重視してもよいと思います。

気持ちの良い家づくりの参考になれば幸いです。