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トイレリフォームの見積もりを上手に比較するための10のポイント

具体的なリフォーム内容で見積もりを依頼する

一口にトイレのリフォームといっても幅があり、10万円で済むリフォームもあれば、50万円以上かかることもあります。リフォーム内容や製品のグレードがバラバラの見積もり書をいくら眺めても、どの業者が安いのか/高いのか判断するることはできません。

見積もりを正確に比較するためには、仮のリフォーム内容=自分なりのモデルプランを決めておくことが大切なのです。

「便器とクッションフロア交換。便器はTOTOの○○にしたい。」など、大まかでも希望を具体的に伝えられるようにしておきましょう。

必ず同じ工事内容で比較する

リフォームの見積もりをとるとき、多くの人がやりがちな間違いが、業者ごとに工事内容を変えてしまうことです。

たとえばA社に「トイレとクッションフロア交換でいくらですか?」と聞いたあと、ちょっと高いなと思うと今度はB社に「トイレ交換だけでいくらですか?」と聞いてしまうのです。

たしかにトイレリフォームの場合、トイレ本体の取り付け業者以外にも、内装業者や電気工事業者など複数の業者による施工になるのがほとんどですが、それぞれの工事がバラバラに売られているわけではありません。

工事全体を管理するためにも費用がかかるので、見積もりを完全に分離することはできないのです。

多少高いと思っても、一度決めたモデルプランは変更せずに見積もり比較を行いましょう。

工事費用の総額だけでなく内訳にも目を通す

複数社からの見積書が届いたら、総額を比較するのはもちろんですが、内訳にもしっかり目を通しましょう。

見積書の内訳を見ることで工事内容を大まかに把握することもできるので、後から「もっと安くしたい」と思った時も何を削って節約するべきか判断しやすくなります。

主な費用項目としては以下のようなものがあります。

・製品・取り付け費・・・トイレ本体と取り付けにかかる費用
・撤去・処分費・・・現在のトイレの撤去費用
・内装工事費・・・床や壁紙の工事費用
・電気工事費・・・電気配線、コンセント等の費用
・仮設工事費・・・養生など、リフォームを進める上で必要な一時的な工事・作業の費用
・諸経費・・・駐車場代等の必要経費

これらを理解しておくことで、トイレリフォーム工事の内容も想像がつくので、見積もり比較もしやすくなりますよ。

他社より安い/高い項目についてはしっかり質問する

今の時代、相見積もりをとることは当たり前なので、他の業者と比べて極端に高い/安い項目があれば、遠慮なく質問してしまいましょう。

特に注意するべきは「諸経費ゼロにします」といったり、大きな値引きを提示してくる業者です。

諸経費(現場管理費等)がかからないということはあり得ないですし、何万円もの値引きも不自然です。必ずどこかに上乗せされているはずで、そうでなければ工事そのものを手抜きするしかありません。

見積もり書の内訳が他社より安いときにも、そこに合理的な裏付けがあり、しっかり説明してくれる業者を選びましょう。

瑕疵保険の有無を確認する

リフォームは数十万円の高額な買い物です。業者の優劣とは別に、人の手による工事なのでミスがないとも限りません。そんな場合に消費者を守ってくれるのが保険です。

業者を比較するうえでまず確認したいのが「リフォーム瑕疵保険」というもので、内容としては①施工中もしくは工事完了後に第三者検査員による現場検査が行われ②1年間の間に工事に瑕疵が見つかった場合(=施工に問題があった場合)無償で直してもらうことができます。③万が一業者が倒産した場合でも保険は適用され、その場合は補修費用を負担してもらえます。

リフォーム瑕疵保険は事業者が入るものなので、加入事業者がその分のコストを負担しています。同じ見積もり内容ならリフォーム瑕疵保険に入っている業者のほうが安心だと言えますね。

その他の保証とアフターサービス

リフォーム瑕疵保険以外に、業者独自の保証制度が設けられているケースもあります。

上記の瑕疵保険と異なる点は基本的に業者のサービスなので、倒産などの場合には対応してもらえない可能性がありますが、安心度につながるポイントなのは間違いありません。

対応の早さ・丁寧さに注目しておく

トイレのリフォーム業者選びで、重要なのが対応のスピーディさです。

万が一トイレに問題が起こったとき、1日でも使えない状態になれば、とても不便な思いをすることになります。

たとえ業者が保証をつけていても、故障時にすぐに対応してもらえなければ、結局お金を払って他のすぐ対応できる業者に修理を依頼することになってしまいます。

1:故障時にどのくらいで対応可能なのか
2:リフォーム工事の日程調整はスムーズかどうか
3:その他のやりとりがスピーディかつ丁寧かどうか

これらの点を常に意識して、対応が遅かったり雑に感じる業者であれば避けたほうが良いかもしれません。

過去の施工例を見せてもらう

業者の信頼性を確認する一番の方法は、過去の施工例を見せてもらうことです。

施工例=実績なので、豊富な施工例を自信を持って見せられる業者は、それだけ実績がある業者だと考えられます。

具体的なリフォームプランを決めていく上でも施工例は大切なサンプルにもなります。特に内装部分に関してはセンスが合うかどうかも満足度に直結するので、イメージ通りのリフォームを実現できるかどうか、施工例を見ながら判断しましょう。

3~5社から見積もりをとって相場を把握する

1社から見積もりをとっただけではその業者が安いか高いかは判断しようがありません。

見積もり内容を判断するためには複数の業者から相見積もりをとるのが基本です。

できれば3~5社から見積もりをとるようにしましょう。

同じ内容で3~5社から見積もりをとれば「このプランならだいたい○○万円~○○万円」という相場が分かります。

相場より極端に高いところはもちろんですが、極端に安い業者も避けたほうが無難です。なぜならリフォーム内容が同じなら、極端に安い業者はどこかで手抜きをしている可能性があるからです。

深刻なリフォームトラブルの大半はぼったくりか手抜き工事なので、相場を把握しておくだけでもかなりの失敗を防ぐことができます。

一括見積もりサービスを利用する

手軽に相見積もりをとるためにはネットの見積もり比較サービスを利用するのがおすすめです。

注意点としては、見積もり比較サービスによっては色々なリフォーム会社から電話がかかってきてしまうこと。正直面倒くさいです。

↓『リノコ』であればリフォーム会社から電話がかかってきません。安心して見積もりをとることができますよ。